作詞家になりたくて

歌になりたがっている詞があります。 
言葉たちが一瞬でも輝やいてくれますように!

只見つづりの「北海道弁講座」*8「おがる」「おぞい」「おだつ」

「おがる」「おぞい」「おだつ」


今回は3つ。
「おがる」
成長する、大きくなるという意味。


農家さん「最近は天気もいいから、玉ねぎも順調におがってきたべさ。」


松さん「うちに庭に植えたおんこの木が、おがり過ぎて、切ってやろうかと思ってるんだわ。」


竹さん「松さんちの息子さん、桐君だっけ?久しぶりに見たら、ずいぶんおがって大人になったな。」


漢字では「生芽る」と書くとか。
なるほどね。成長して芽が出てくる様子を言うのですね。
「生い茂る」を短くして言ったのが語源かなと思いましたが。まあ、真相はわかりませんが。
東北地方でも使っているみたいですね。
青森なら、通じますね、きっと。


次は「おぞい」
出来が悪い、安っぽい。おそまつと言う意味。
こちらも全国あちこちで使われているそうですね。「悪い」とか「ずるい」とか言う意味で使用されているとか。
似たような意味でしょうか。北海道では品物が劣悪な状態に言います。


竹さん「この車、故障ばっかりしてなまらおぞいわ。安い中古車を買って損したべさ。」


品物だけではなく、人にも。
松さん「うちの息子なら、全くおぞいんだわ。」
(もちろん、謙遜ですね。)
最近は「おぞい」は使わないなぁ。同じ意味の言葉で「がっさい」とも言う。
「日本海を木造のがっさい船で越えてくるなんて、命知らずな奴らだ。」
「がっさい」又は「がさい」「がっちゃい」とも場所によっては言います。多分「がさつ」と言う言葉から派生してきたのでしょうか。


三つめ「おだつ」
調子に乗る、はしゃぐという意味。


よく子供に使いますね。
調子に乗ってはしゃぐ子ども。
人が集まって少しにぎやかな場所で、妙にハイテンションで騒ぎまくる子供。結婚式や法事やお葬式なんかでよく見かける。
梅さん「まあ、この子ったら、おだってしまて、どうもすみません。」


たまに大人にも。
石狩君「おい、十勝、飲み過ぎだぞ。そんなにおだってしまって、無礼講だからって、部長がにらんでるぞ。」
と、たしなめられる。


しょうがないわ。子供だし酔っぱらいだし。
大目に見るわ。
関西にも似たような言葉があるそうですね。
「いちびる」
「市振る」から変化したんやて。市場の賑わいがうるさいので、調子に乗っているようで騒がしい様子から、調子に乗る意味で使うと聞きましたで、あんさん。(←誰?)さすがは関西、商業の町やで、ほんま。(なんで関西弁)
「おだつ」のルーツは犬のしっぽ。「尾が立つ」喜んだ犬がしっぽを振り振り状態。と、言う説。そして(あんまり言いたくないのだけれど仕方がないから言います)「おったつ」男性のナニが。東北では「おだづ」って言うらしくて。そこから…男性の息子さんが元気でたくましい様子だから。ある意味、興奮状態なのかしらね?
私はさ、「おだてる」からじゃないかとひそかに思うのです。「豚も煽てりゃ木に登る」と言うもの。(この言葉ってヤッターマンから広まったらしいね)まあ、なんでもいいわ。


それでは私の後に続けて言いましょう。
『雑草がおがって草取りが大変だべさ』
「雑草がおがって草取りが大変だべさ」


『あんな、おぞい船に乗ってきて命知らず』
「あんな、おぞい船に乗ってきて命知らず」
「おぞい」を「がっさい」に変えて
『あんな、がっさい船に乗って』
「あんな、がっさい船に乗って」


『うちの子供がおだってしまって、すみません』
「うちの子供がおだってしまって、すみません」
はい。ありがとうございました。
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