作詞家になりたくて

歌になりたがっている詞があります。 
言葉たちが一瞬でも輝やいてくれますように!

「停電」と「馬橇(ばそり)」

先週の北海道の地震。そして停電(ブラックアウト)という事態になり、懐中電灯の明かりで夜をしのぎ、ローソクを灯しました。
キャンドルがあったので、それも。
そんな、停電のさなか、思い出すテレビドラマがありました。
『北の国から』
富良野の冬、純と雪子おばさんは市街に隣の車を借りて、五郎さんが待ち望んでいた風力発電の機械を取りに出かけます。
しかし、帰り道、猛烈な吹雪に見舞われて吹き溜まりにはまってしまいます。
おりしも富良野は暴風雪で停電しており、ストーブもつかない。
五郎さんは吹雪の中、奔走するのですが、車でゆくことは自分たちも立ち往生してしまう。中畑畜産の従業員のくまさんが、ボソッと言うのです。「馬橇ならいける。馬は人を探してくれる。」
純の友人、笠松正吉の祖父が飼っていた馬を借りて、五郎は雪に埋もれて、死ぬ寸前だった純と雪子おばさんの元へ。
馬橇の鈴の音が「シャンシャンシャン」と響いてきて、純たちは必至で叫ぶ。
馬橇に乗ったヒーローに助けられた。
純の独白<「奇跡」だと後になって聞かされた>
五郎家は停電による影響など何にもなかった。もともと電気は引いておらず水道もない。灯りはランプ、水道の代わりに沢水を引いている。暖房も薪ストーブ。
正吉の祖父は電気がない暮らしに苦労し、役人に頭を下げ電気を引くことができた過去があるだけに、五郎に意見するのですが、果たして便利な生活を手に入れたとしても何かが起こった時に、何の役にも立たないこともあるのだと、ドラマは訴えていました。
馬は道産子でしたね。
睫に雪が張り付いて、淋し気に、しかし、誇らしげに純たちのそばにたたずんでいる姿が印象的でした。
北海道は少し逆戻りの気温になりました。
東京よりも気温が高くなると天気予報で言っていました。
でも、もう2か月もすると、雪が降るのですね。永遠に秋ならいいのに。
それではまた。

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