作詞家になりたくて

歌になりたがっている詞があります。 
言葉たちが一瞬でも輝やいてくれますように!

「空からも風からも」

空からも
風からも
透明なエネルギー
花からも
木々からも
目に見えぬエネルギー


 湧き上がる旋律は
 胸躍るリズムに乗って
 走りだす 行く先は
 限りなく広がる荒野


  欝々と閉じ込められて
  アッシュグレイのコンクリート
  真四角な世界の中に
  腐りかけてゆく魂よ


聞こえるか
あのメロディ
透明なエネルギー
聞こえるか
あの叫び
透明なエネルギー


 立ち上がれ今すぐに
 傷ついた翼を拡げ
 閉じ込めたその勇気
 解き放つ時が来たんだ


空からも
風からも
透明なエネルギー
太陽も
月からも
目に見えぬエネルギー


   浴びて感じて
   生きて叫んで
   泣いて笑って
   嘆き喜び
   生きて生き抜け


 六天の魔王の輩(やから)
 自由を奪いし悪魔の使い
 打ち破れ鋼の鎖
 支配の檻から逃げ出せよ


聞こえるか
あの歌が
美しいハーモニー
聞こえるか
あの声が
美しいシンフォニー


 火を灯せ その胸に
 凍てついた体を熔かし
 苦しめたその元凶を
 焼き尽くせ時は来たんだ


   浴びて感じて
   生きて叫んで
   泣いて笑って
   嘆き喜び
   生きて生き抜け


空からも
風からも
透明なエネルギー


(石狩市厚田区望来の景色)
*2018年11月作詞
宮沢賢治「春と修羅・第三集」『稲作挿話』からの連想として。

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