作詞家になりたくて

歌になりたがっている詞があります。 
言葉たちが一瞬でも輝やいてくれますように!

只見つづりの「北海道弁講座」*12「がおる」「かてる」

「がおる」「かてる」

「がおる」


「あいつ、最近仕事が忙しくて、なまらがおっているべや。」
「がおる」意味は死にそうなくらい疲れ果て、顔面蒼白、ふらふら状態。
もう、忙しくて、徹夜をしても終わらない、追い詰められた状態にあるサラリーマン。もうすぐ受験!もう後がない三浪している受験生。
マラソン大会が終わり、青色吐息の完走直後のランナーさん。
これは笑えないけど、倒産寸前どうにも首が回らなくなった社長さん。
病的なほどやつれ、疲れた表情をしていることでしょう。
その状態こそ「がおる」


石狩君「なした?十勝。そんなにがおって。」
十勝君「ん~。ああ、石狩ぃ。昨夜から寝てなくてよ~。まだ、北見産業に出す見積もり終わってないのさ。」


「がおる」仙台、秋田、青森、山形あたりで使われているのでしょうか。
病気で弱っているときなども、「がおって」いる。使いますね。


ルーツは「臥折る」という説。体が折れるほど弱り切っている、というところからきているらしいです。
「顔、悪い」「がん、わるい」かと思った。


「かてる」


「ね、なに、面白そうなことしてるの?私もかてて。」
「かてる」は勝てるではありません。
「かてる」は地域によって「かでる」「かぜる」とも言います。
子供たちの何人かで遊んでいるところに誰かが入ってくるときに言います。
「何してるの?」
「缶蹴り~」
「私もかてて~」
「いいよ~。かててやる~」
仲間に入れてあげること、一緒に遊ぶことを「かてる」といいます。
東北地方、ずっと離れているけれど北九州でも「かてる」使われているようですね。意味は「面倒を見る」とか「仲間に入れる」。
古語辞典にありました。
「糅」かて
飯の足し前に混ぜる穀物。きび、麦など。混ぜるもの。
またそれらを混ぜることを「かてる」と言うのだそうです。今は使われなくなったため「中に入れ混ぜる」と言う意味だけが残り子供たちが遊ぶ時に使われる方言になったのですね。


でも、もう、子供たちさえ使われなくなってしまい、そのうち消えてゆくのでしょうね。缶蹴りなんてしないものね。鬼ごっこは?まだ、やってる?かくれんぼは?これはもうしないか。
今はどんな遊びがはやっているのかな。
やっぱりテレビゲームなのね。
淋しいことです。


では、私の後に繰り返して言ってみましょう。
『なまら、がおってるべさ』
「なまら、がおってるべさ」
続いて
『かんけり、かてて』
「かんけり、かてて」
あ、これは子供限定。


面白かったら押せばいっしょ。

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