作詞家になりたくて

歌になりたがっている詞があります。 
言葉たちが一瞬でも輝やいてくれますように!

「白雨《HAKUU》」

湧きたつ雲が押し寄せる
雨の匂いと風の音
銀色の雨 君の影
忘れられない忘れない


あの日の僕はどうかして
仕事もうまくいかなくて
バカだよ君に八つ当たり
傷つける気はなかったのに


追いかけた先の駅のホーム
びしょ濡れの君は視線集め
泣きながら一人立ち尽くして
悪かった 全部僕のせいさ


雨が雨が雨が降る
君と僕に雨が降る
強く強く雨が降る
弱い弱い二人に雨が降る


抱きしめた強く君の身体
冷たくて雨にぬれた身体
思い出す雨のあの日のこと
許してよ だから僕のせいさ


雨が雨が雨が降る
君と僕に雨が降る
強く強く雨が降る
弱い弱い二人に雨が降る



どんなに時が流れても
記憶の棘は抜けなくて
かすかな痛み疼きだす
忘れられない忘れない


小さな傷と苛立ちと
ふとした言葉すれ違い
何故だろ君とケンカした
頭ではよくわかったのに


差し伸べた腕を振りほどいて
見つめあう君は視線外し
泣きながら僕に殴りかかる
悪かった 全部僕のせいさ


雨が雨が雨が降る
君と僕に雨が降る
強く強く雨が降る
弱い弱い二人に雨が降る


抱きしめた強く君の身体
冷たくて雨にぬれた身体
思い出す雨のあの日のこと
許してよ だから僕のせいさ


雨が雨が雨が降る
君と僕に雨が降る
強く強く雨が降る
弱い弱い二人に雨が降る


やがて雨は止んで
夏が二人包んだ…

2020年6月22日。
白雨・・・白く見える雨。夕立、驟雨、にわか雨。夏の季語。
雨は嫌いだ。イライラする。
でも、夕立は好き。
雨上がりの空も好き。
雨の朝は憂鬱。
でも、しっとりと降る雨の朝のアンニュイさ、も好き。
けだるさ。それは贅沢な憧れ。
でも、現実は厳しい。


写真は札幌。南一条西4丁目。交差点。4プラ前。
市電に乗って、少し違う街角に降りてみる。
例えば、行啓通。
ハーブの専門店がある。ギターを作っている店もある。
どこか懐かしい。
でも、街は変わってゆく。お弁当屋さんの隣の薬屋さんは、なくなった。
ぽっかりと空き地。雑草が悲し気に揺れる。
少しだけの冒険。
市電に乗って。
今はまだ不安。
早く終息しますように。(祈)

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