作詞家になりたくて

歌になりたがっている詞があります。 
言葉たちが一瞬でも輝やいてくれますように!

『ぼくの守る星』神田 茜 著

北海道は雪が降りました。
恵庭も5センチほど積もりました。
ストーブをつけて、ぬくぬくと読書。
今日はこんな本でした。


夏見 翔は中学二年生。
ディスレクシアと言う障害を持っています。
言葉や文字を読むのが苦手。思っていることと、違う言葉が出てしまう。それが悩みでいつも自己嫌悪に陥っていました。
翔の唯一の友人は山上。
そして、気になる女子が中島まほり。
翔の母親は、障害と向き合うために必死になっています。支援級ではなく普通級で学ばせるために努力している母親。
父親は新聞社の記者で、カイロ支局に単身赴任。
 それぞれの視点から翔とのかかわりを語ってゆきます。
とりわけ、母親の苦悩。
自分の子供に障害があって、その障害が治らないと言われてしまったら、どんな気持ちになるだろう。
夫は理解もなく、海外に行ってしまい、仕事に逃げた。自分の母親は、知ったかぶりでただ口うるさい。友人はまるで見下すような素振り。子供も思春期で反抗的。
まるで八方塞がり。
ついに感情が爆発してしまう。
 母として守らなければならないもの。
それが見えているからこそ、悲しみも深い。
せつなくて、泣けてくる。
 山上も、中島まほりも、翔の父親も、母親も、そして何よりも翔自身も、守るべきものがあるから、前を向ける。守りたい人がいるから、強く生きていける。救いはそこにあります。ラスト一行に心が晴れてゆきます。
短い小説ですが、考えさせられました。それではまた。


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