作詞家になりたくて

歌になりたがっている詞があります。 
言葉たちが一瞬でも輝やいてくれますように!

「白雨《HAKUU》」

湧きたつ雲が押し寄せる 雨の匂いと風の音 銀色の雨 君の影 忘れられない忘れない あの日の僕はどうかして 仕事もうまくいかなくて バカだよ君に八つ当たり 傷つける気はなかったのに 追いかけた先の駅のホーム びしょ濡れの君は視線集め 泣きながら一人立ち尽くして 悪かった 全部僕のせいさ 雨が雨が雨が降る 君と僕に雨が降る 強く強く雨が降る 弱い弱い二人に雨が降る 抱きしめた強く君の身体 冷たくて雨…

「クランクイン」

たまには読書の感想でも。 相場英雄 著「クランクイン」 双葉文庫。 相場英雄さん、読んだことがありません。 カバーの裏の略歴。 『1967年新潟県生まれ。2005年「デフォルト(債務不履行)」で第二回ダイヤモンド経済小説賞を受賞。テレビドラマ化された「みちのく麺食い記者」シリーズや警察小説「震える牛」で好評を博する。13年「血の轍」で第16回大藪春彦賞。……』 代表作に「震える牛」「血の轍」とあ…

MAIGO<キジトラ君の家出物語>

陽だまりの庭で うとうとしかけて かすかな泣き声 耳をくすぐった 白く長いしっぽ 追いかけて行けば 目を逸らした時 見失っちゃったよ ここはどこ?ここは いったいどこなんだ! 知らない町角 初めての匂い 僕は迷い猫 誰か教えてよ 僕に帰り道 誰か助けてよ 泣きながら道で うずくまりじっと 途方にくれていた 「神様、助けて」 「君、どうかしたの?」 見上げるとそこに 追いかけてたあの子 「そうか、…

「Run in the morning」

携帯の目覚ましが 枕元で震えたら 夢から覚め手を伸ばす 午前4時50分 カーテン越しの窓は ぼんやり青く光って 春の夜明けまだ寒い 午前4時50分 身支度 手早く整えて スウェットパーカー羽織ったら キャップをかぶって深呼吸 シューズを履いたら午前5時 冷たい空気を切り裂くように 走りだす私は獲物を 追いかける 猟犬… だったらいいけどね! sunrise 日が昇ってゆく 朝日に向かってrunn…

「風花ワルツ」

空から雪の 花びら舞い降りる 涙のように 頬を濡らして 冬から春へ 季節は巡りゆき 私の恋は 溶けて消え 薄白い雲のどこからか 舞い降りる雪の花びら 涙の代わりに頬濡らす 意地っ張りな私のために まぶしい空が 何故だか悲しくて どこかへ一人 旅をしようか 空には春の 光が降り注ぐ 木の芽の先は 少し膨らみ 終わりを告げた 私の恋心 髪型変えて 前を向く 名残りの雪がどこからか 舞い降りる風の花び…