作詞家になりたくて

歌になりたがっている詞があります。 
言葉たちが一瞬でも輝やいてくれますように!

『この街で、いつまでも』

この街の一番大きな橋の
途中で ふと 立ち止まり
川の流れをしばらく見ていたら
柔らかな風が髪を梳かす


君は猫 すり足で音を立てず
僕の後ろ 立ち止まり
気配を消して脇腹くすぐったら
思い切り笑い君を抱いた


なんてことのない日常のできごとと
なんてことのない普通の毎日
なんてことのないゆっくりの繰り返し
なんてことのない微妙な夕焼け


泣いて笑って怒って愛して
昨日も今日も明日も明後日も
食べて歌って眠って愛して
昨日も今日も明日も明後日も



朝目覚め朝日がカーテン越しに
揺れるとまだ夢の中
昨夜のカレーの匂いがして
ぼんやりと波の音が響く


この街に海があるわけじゃないと
思いながら耳を澄ます
道を走る車の騒音さ
そんな僕を君は不思議がる


なんてことのない日常の苛立ちと
なんてことのない普通の生活
なんてことのないいつものスピードで
なんてことのない会話とやさしさ


泣いて笑って怒って愛して
昨日も今日も明日も明後日も
食べて歌って眠って愛して
昨日も今日も明日も明後日も



泣いて笑って怒って愛して
昨日も今日も明日も明後日も
食べて歌って眠って幸せ
昨日も今日も明日もいつまでも

*2019年4月作詞
街には大概、川が流れていて、橋が架かっている。
私の住む恵庭にも「漁川」(いざりがわ)が流れていて、街には幾本もの橋が架かっています。その橋を渡り、毎日生活をしていますが、ふと、足を止めて川の流れを見ることがあります。秋には鮭が遡上するのを見ることがあります。夏には「茜橋」の近くで花火大会。川岸の堤防にはサイクリングロード。ランニングに汗を流す人もいます。
そんな、川と橋の風景が、私は好きです。
それではまた。

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