2017/09/01 23:00 さよならは言えない 「今度いつパパと会えるの?」 潤んだ小さな瞳は 泣き出してしまいそうで 小声で僕に尋ねる ひと月も会わないうちに お前の背 少し伸びたね 夕闇にともる灯りに せかされて急ぐ 地下鉄の駅で彼女は 僕たちの帰りを待ってた 彼女とはもうこの先 逢わないと決めていたのに 振り返るお前の右手が バイバイと揺れているから 追いかけて 抱きしめられたら どんなに幸せ もう二度と会えないこと…