「招待状」
卒業してから2年目の春
ようやく仕事もうまくこなせる
疲れて帰る一人の部屋は
散らかったままの寝るだけの場所
こんな部屋にも手紙は届く
ダイレクトメールや請求書
捨てるつもりの手紙の中に
紛れ込んでいた白い封筒
裏にかかれた差出人は
あの懐かしい君の名前
あの春の日の駅で別れてから
会えないままで2年が過ぎた
筆文字の宛名に胸が騒いだ
結婚式の招待状
6月に君が結婚するって
想いを断ち切るナイフの様さ
君の幸せ祝うことは
なぜか僕の心を切なくさせる
結婚式には
行けるはずもないから
遠いこの街できみのこと
思って生きてゆく
招待状が光ってるナイフの様に
僕のこの想い断ち切るために
君の幸せ祈るには僕はまだ
せつなすぎて苦しくて若すぎる
せつなすぎて悲しくて若すぎる
*2018年4月11日作詞
「花吹雪舞う、最後の春に」
この曲の続編です。2年後に届いた手紙は、淡い青春の日々への決別。
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