「春のまなざし」
春の空は冬の鎖から
解き放たれて静かに笑ってる
種が芽生え土の重りから
解き放たれた双葉は歌ってる
君は優秀なフォトグラファー
私の現在(いま)を一瞬の
2次元に閉じ込めて
永遠に残すなんて…
空を見上げる
桜の花びらひらり
風が吹いたら
桜の花びらひらり
君のまなざし
私の夢を映し出す
春の空は冬の憧れが
はちきれそうで弾んでおしゃべり
渡り鳥は北へ帰ります
花の咲かない北へと向かってる
君がシャッターを押した途端
私の現在は凍りつき
思い出に閉じ込めて
幻影に残すなんて…
空を見上げる
浮雲ふんわりふわり
風が吹いたら
かすかに春色浮かぶ
春のまなざし
二人の夢をのせてゆく
*2019年2月25日
春めいて、どなたかのブログではウグイスの初鳴きが聞こえたと、ありました。
静岡では早咲きの、川津桜が咲いているとか。
北国も、雪解けが進みそうです。
この詞の、主人公の恋人はたぶんカメラマン。
彼女を撮っているのでしょうね。
少し大きなレンズを向けて、片目を閉じて、何気ない彼女の横顔の、ポートレートを撮っている。
そんなところを想像しながら。
それではまた。