作詞家になりたくて

歌になりたがっている詞があります。 
言葉たちが一瞬でも輝やいてくれますように!

北海道地名散歩「利尻・礼文」

8月4日に両陛下は北海道の利尻島へ初訪問されました。札幌の丘珠空港からの特別機で、日帰りの御訪問でしたが、島民のかたは喜び歓迎していました。両陛下も笑顔で島民に手を振っていました。


 北海道の北、日本海にぽっかりと浮かんだ利尻島と礼文島。
利尻島は円形の島です。アイヌ語で「リ・シリ(高い島)」からその名前が付きました。
礼文島はさらに北に浮かぶペイズリーに角をつけたような島です。こちらもアイヌ語で「レプン・シリ(沖の島)」からの由来です。
利尻島も礼文島も春から夏に、花が咲き乱れます。北国の島ですから、高山植物が島に咲いています。野鳥も多く、何といっても豊かな日本海の漁場。昆布やウニが良く獲れます。今年はウニが獲れないと、ニュースで言っていました。(お寿司も高くなるかな)
利尻島にまつわる小説に、こんな小説があります。吉村昭の小説「海の祭礼」で利尻島が書かれて有名になりました。(幕末の歴史小説。日本の若き通訳者のお話)
(ネタバレになるので、小説を読まれる方は、スルーで)
『嘉永元年(1848年)7月2日の早朝、利尻島の野塚沖で、ボートに水が溢れ助けを求めている外国人を、近くのアイヌの若者が見つけ、救助しました。この外国人はアメリカ生まれのレナルド・マクドナルドという24歳の青年で、鎖国の日本に入国しようとして、捕鯨船に乗り込み、遭難者を装って利尻島に上陸したのでした。マクドナルドは宗谷から松前を経て長崎に送られました。そこで取り調べを受けました。この時、取り調べの合間に、オランダ通辞(通訳官)の森山栄之助らに英語を教えています。翌年、帰国します。それから5年後、アメリカのペリー艦隊が日本にやってきて、開国を求めます。この時通訳を担当したのが森山でした。マグドナルドさんが教えた英語のお陰で、思いがけない効果が現れました。』
文学碑が野塚に建てられています。

<写真は礼文島から見た利尻島>


今年の春に、利尻島に熊が出て、大騒ぎになりました。
陛下が訪問されることから報道は自粛されていますが、今もどこかにいるのでしょう。
今年は熊の目撃情報が、多い。
山にも異変が起きているのでしょうか。
多分餌がないのでしょう。
困ったことです。
それではまた。

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